やることは3つだけ!「新NISA」の「つみたてNISA」

お金

この記事では、新NISAを始めるのに必要最低限の情報をまとめています。

投資について詳しく調べる時間がない。でも、新NISAを始めてみたい!そういった皆さんに向けて、積立投資の始め方(投資信託の買い方)をご説明します。

しろねこ
しろねこ

説明はすべて新NISAの説明なので、”新”は省略するよ。

NISAを始めるために必要な3つのステップ

  1. 証券口座とNISA口座を開設
  2. 証券口座へ入金(買付方法によっては省略可)
  3. NISA口座で投資信託の積立設定を行う

この3ステップが完了すれば、あとは自動的にお金が運用されます。

しろねこ
しろねこ

設定が終われば、そのまま放置でOK!

NISAとは

口座開設の説明をする前に、「NISA」とは、いったいどんな制度か簡単に説明します。

NISAは、投資信託などの運用利益が非課税になる制度

通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。

NISAは、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金がかからなくなる制度です。

出典:金融庁ウェブサイト(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/index.html)

一言でいえば、「NISAを使った投資は税金がかかりません。」ということです。

たまに「NISAは儲かる」、「NISAは危ない」というような言葉を耳にしたり、目にすることがあると思います。しかし、NISAはあくまでも投資の利益を非課税にする制度です。「儲かる=本来払うはずの税金が、そのまま自分の利益になる」、「危ない=投資であるため元本保証はない」ということを表現しているのだと思ってください。

しろねこ
しろねこ

NISAそのものに、儲かるための特別な仕掛けはないんだね。

NISAには2つの枠がある

出典:金融庁ウェブサイト(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa2024/index.html)

上の表にあるとおり、2つの枠は非課税になる金額と投資できる商品が異なります。メインはつみたて投資枠(茶色)なのですが、成長投資枠(緑色)の方がつみたて投資枠(茶色)に比べて自由度が高いです。

今回は初心者向けの説明になるので、使う枠はつみたて投資枠(茶色)です。

では、つみたて投資枠を使うためには何をすればいいのでしょうか。

口座開設から積立設定までの手順

ステップ1<証券口座とNISA口座を開設する>

まず、NISAを利用するためには証券口座とNISA口座を開設する必要があります。

証券口座とは、投資信託などを売買するための専用口座です。NISA口座は、証券口座と同時に開設する口座ですが、NISA口座のみの開設はできません。

しろねこ
しろねこ

証券口座はどこで開けるのかな?

証券口座は、証券会社や銀行で開設することができます。

特に、ネット証券は手続きが早く完了し、全てをスマホで完結することが可能なのでおすすめです。

このブログのおすすめは、業界最大手のSBI証券。

下のリンクから「総合口座と同時にNISA口座を開設」から申し込みが行えます。

しろねこ
しろねこ

総合口座=証券口座だよ。

SBI証券のNISA

手続きの流れは以下のリンクで確認ができます。

NISA口座開設の流れ

ネット証券でも即日開設とはいかないので、後日ログインする際に設定したIDやパスワードを忘れないようにしっかり管理しましょう。

ステップ2<証券口座へ入金する>

投資信託は、基本的に証券口座にお金が入っていないと買えません。そのため、証券口座に入金をする必要があります。以下の3つが主な方法です。

1.銀行引落サービスを利用する

自分で指定した銀行口座から毎月自動的に設定した金額を引落して入金をすることができます。申し込みが必要です。

2.証券口座へ自分で入金する

銀行引落サービスを利用しない場合は、自分で証券口座へ入金手続きをします。証券会社が連携している金融機関から行うと手数料無料で入金が可能です。しかし、証券口座の残高が少なくなったらその都度入金する必要があります。

3.クレジットカード払い

証券会社によっては、クレジットカードで入金することができます。一番手間のない決済方法ですが、使えるクレジットカードは限定されています。また、1か月に積立設定できる金額は10万円までと上限があります。

おすすめは、「3.クレジットカード払い」。銀行口座や証券口座の残額を気にする必要がなく、クレジットカードのポイントも付きます。

しろねこ
しろねこ

自分が管理のしやすい入金方法を選ぼう!

ステップ3<投資信託の積立設定をする>

最後に積み立ての設定を行います。

NISA対象の投資信託から、自分が積み立てたいと思う銘柄を「毎月〇〇日に△△円で購入する」という設定します。

実際に設定を行うのは、スマホアプリから行うのが便利でわかりやすいと思います。

SBI証券「かんたん積立 アプリ」

しろねこ
しろねこ

設定をする時は、預り区分を「NISA」にすることを忘れないでね!

積立設定は途中で止めたり、金額変更もできます。まずは無理のない範囲で、続けることを意識して設定しましょう。

おすすめの投資信託はeMAXIS Slimの2銘柄

たくさんある投資信託の中で、「どの投資信託を買えばいいかわからない」、「人気の銘柄が知りたい」という人も多いと思います。特に有名な、次の2銘柄から始めてみてはいかがでしょうか。

三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

全世界に分散投資ができる投資信託です。この銘柄以外にも「全世界株式」や「オール・カントリー」と名前が付くものがありますが、eMAXIS Slimシリーズは手数料の安さが特徴です。

三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

アメリカのほぼ全体に投資ができる投資信託です。上の銘柄と同様、こちらも他の銘柄と比べ、手数料の安さが特徴です。

しろねこ
しろねこ

他にも人気の投資信託が知りたいときはどうしたらいいの?

他にどんな投資信託が人気なのか、各証券会社のホームページでランキングを調べてみるのも良いと思います。

SBI証券のNISAランキング

投資に元本保証はありません

最後に、NISA活用の有無に係わらず投資に元本保証はありません。運用中は、投資した金額と比べてプラスになっている時期もあれば、マイナスになっている時期も必ず起こります。将来、投資信託を取り崩すときに、結果としてどの程度増えるのか、減るのかは誰にも予測はできませんし、保証もしてくれません。

「投資は自己責任」であることを念頭に、日々の生活の余剰資金で行いましょう。

まとめ

  1. NISAを始める際は、証券口座を開設する必要がある。
  2. 証券口座を開設する際に、同時にNISA口座の開設も同時に行う。
  3. 証券口座へ入金する。(または、積立設定の時にクレジット支払いの設定をする。)
  4. 投資信託の積立設定をする。

NISAを始めるための説明は以上となります。

みなさんの一助になれば幸いです。

コメント