証券口座はどっちにするべき?特定口座にした理由を簡単に説明します

お金

ネット証券で証券口座を開こうと思ったけれど、「特定口座」や「一般口座」といった言葉が出てきてよくわからない。

他の人はどっちにしているのか知りたい。

そんな方に向けての記事になります。

個人的な解釈を含んでいるため、正しい表現と異なる場合があります。

結論

結論から言うと、僕は「特定口座(源泉徴収あり)」にしました。

なぜ特定口座を選んだのか、その理由を説明していきます。

また、開設の時には配当金の受け取り方法を選ぶ必要があるため、「株式数比例配分方式」にした理由も併せて説明します。

僕の投資はNISA口座を使うことを前提にしていますので、同じ考えであれば参考にしてください。

証券口座とNISA口座の開設については、こちらの記事で解説しています。

証券口座とは

まず、なぜ「特定口座(源泉徴収あり)」にしたのかを説明する前に、証券口座とは何かを説明します。

投資を始めるのに必要な口座

証券口座は、投資商品を扱っている証券会社や銀行などで開設することができます。

この口座を持っていないと、基本的に株や投資信託を買うことができません。

証券口座には「特定口座」、「一般口座」、「NISA口座」などの種類があり、これらをまとめて証券口座と呼びます。

証券口座のイメージ

証券口座をカバンに例えてみます。

カバン(証券口座)の中には、「投資の資金を保管する」財布と「買った株や投資信託を保管する」ポーチが入っています。

「買った株や投資信託を保管する」ポーチが、「特定口座」や「一般口座」のことです。

カバン(証券口座)を作るときに、「特定口座」か「一般口座」かどちらのポーチにするか選ぶ必要があります。

「NISA口座」はポーチをもう1つ増やすイメージです。

「NISA口座のポーチ」に買った株や投資信託を入れると、利益に対して非課税となります。

一方、「特定口座」または「一般口座」のポーチに買った株や投資信託を入れると、利益に対して税金がかかるようになります。

「特定口座」を選んだ理由

ここからが本題です。

証券口座のイメージでも説明したように、証券口座を開設する時は必ず「特定口座」か「一般口座」かのどちらかを選ぶ必要があります。

2つの口座の違いは次のとおりです。

  • 特定口座は、投資で得た利益や損失を「証券会社」が計算する
  • 一般口座は、投資で得た利益や損失を「自分」で計算する

僕は、計算を証券会社が行ってくれる「特定口座」を選んでいます。

NISA口座を中心に投資を行うことを前提に投資をやっているので、基本的に特定口座や一般口座を使うことは想定していません。

そのため、極論を言うと特定口座でも一般口座でも、使わないならどっちでも良いのです。

しかし、「将来NISAを満額まで使い切ることができた時」や、「間違ってNISA口座以外で株を買ってしまった時」のことを想定して、もしもの時に自分の手間が少ない「特定口座」を選んでおいた方が無難であると考えました。

やるべきことをシンプルにしておくと長続きしやすいし、もしもの時も安心だよ。

源泉徴収「あり」にした理由

次に、特定口座は源泉徴収の「あり」か「なし」かを選ぶことができます。

2つの違いは次のとおりです。

  • 源泉徴収「あり」は、投資発生した利益の税金計算と納税を「証券会社」が行う。
  • 源泉徴収「なし」は、投資発生した利益の税金計算と納税を「自分」で行う(確定申告をする)。

僕は、源泉徴収の「あり」を選んでいます。

口座を選んだ時と同じような理由になりますが、税金のかからないNISA口座を中心に投資することを前提にやっているので、税金が発生することを想定していません。

NISA口座のみを使い、特定口座を使わないのであれば税金が発生することもないため、どちらを選んでも問題はないです。

しかし、もしもの時に手間がかからないように源泉徴収「あり」にしました。

以前のNISAは使える期間が決まっていたから、期限が来てしまうと特定口座などを使う必要があったんだ。

けれど、新NISAは無期限になったことで「NISA口座だけを使う」という選択もできるようになったんだよ。

配当金の受け取り方法は「株式数比例配分方式」

最後に、配当金の受け取り方法の説明です。

証券口座を開設する時に、配当金の受け取り方法を決める必要があります。

僕は「株式数比例配分方式」に設定しています。

理由は、「株式数比例配分方式」にしなければ、NISAで受け取れる配当金が非課税にならないからです。

NISAを使うことを前提に投資をしているので、これ以外を選択するメリットはありません。

また、この受け取り方法であれば配当金が証券口座に振り込まれるので、投資関連のお金の流れを一括で管理できます。

受け取り方法は他に3種類あるのですが、NISAのメリットを十分に活用できないため、ここでの説明は割愛します。

NISAを使うなら必須だよ。間違えないようにね。

まとめ

  • 証券口座は、「特定口座」で開設。
  • 「特定口座」にした理由は、証券会社が自分の代わりに投資の損益を計算してくれるから。
  • 特定口座の源泉徴収は「あり」に設定。
  • 源泉徴収「あり」にした理由は、税金の計算や納税が必要になった場合、証券会社が自分の代わりに税金を計算し、納税してくれるため間違いがない。
  • NISAを活用したいので、配当金の受け取り方法は「株式数比例配分方式」に設定。
  • 「株式数比例配分方式」にした理由は、他の受け取り方法では配当金が非課税にならないから。

投資をやってみようと思った時の一助になれば幸いです。

参考

SBI証券:特定口座のメリットとデメリットを教えてください

日本証券業協会:NISA口座における上場株式の配当金等受取方式に関する注意事項

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